世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ(TGS)2024」が開幕した(26日、千葉市)

世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ(TGS)2024」が26日、千葉市の幕張メッセで開幕した。主催する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の辻本春弘会長(カプコン社長)は開幕イベントを開き、「海外からも多く出展があり、日本市場への注目度は高まっている。世界への広がりの可能性を実感できる」と述べた。

今年のTGSには23年比25%増の985社が出展し、過去最多を更新する。海外勢は過半を上回る535社にのぼり、アジアや米欧、中東、アフリカなど44の国・地域から集まった。

ファミ通ゲーム白書2024によると、2023年の世界のゲーム市場は19年比で2倍近い29兆円5000億円に膨らんだ。内訳をみると、日本や中国、韓国を含む東アジアが42%を占めた。北米が28%、欧州が18%、その他が12%だった。辻本会長は「(ゲーム市場は)アジアを中心によりグローバルで広がりを見せている。成長するためには海外進出が大切だ」と話した。

23年の世界のゲーム市場は手軽に始めやすいモバイルの比率が最も大きく、59%を占めた。パソコン(PC)は22%、家庭用ゲーム機は19%だった。CESAは「モバイルとPCを合算すると8割超であり、ゲーム以外の用途でも使える汎用機の需要が高い」と指摘する。

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