J-オイルミルズは25年3月期の連結純利益を15億円上方修正した

J―オイルミルズは25日、2025年3月期の連結純利益が前期比4%減の65億円になる見通しだと発表した。従来予想から15億円引き上げる。大豆や菜種などを搾油した後の副産物であるミールの需要は飼料向けを中心に底堅い。採算が想定よりも改善し、収益を押し上げる。

利益の上振れや創立20年を迎えたことを踏まえ、10円の記念配当を実施する。年間配当は70円(前期は60円)となる。

売上高は6%減の2300億円と、150億円下方修正した。大豆や菜種など原料の国際相場が軟調に推移し、業務用を中心に食用油の価格が下がる。生産効率の向上やミールの採算改善などで営業利益は17%増の85億円と、想定から15億円上方修正した。

24年4〜9月期の連結純利益見通しも、前年同期比2%増の35億円と従来計画から17億円引き上げた。

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