注文住宅やオフィスビルを手がけるAQ Group(さいたま市)は全国137拠点で防災イベント「防災フェス2024」を一斉開催した。本社ビルでは井戸掘り体験を実施したほか、日本赤十字社の担当者が地震や大雨などの災害に備え、日ごろから収集しておくべき情報や避難生活での感染症対策などについて説明した。
本社のイベントには約30組の親子などが参加した。震度7の揺れを体感できる起震車を体験したほか、専用の掘削道具を使って子どもらが社員らと力を合わせて井戸掘りに挑んだ。
小学生の息子らと参加した会社員の男性(47)は「現代の子どもは様々な情報を収集できる環境で育っており、災害対策にも関心をもっている。体を動かして体験できるイベントは防災意識をより高めるきっかけになったのではないか」と話していた。
イベントではこのほか、AQ Groupによる防災の取り組みや備蓄品の紹介もあった。
AQ Groupは有事の際には帰宅困難者らに施設などを開放する「全国民間扶助ネットワーク」を形成している。取引業者や近隣住民などから賛同を集め、災害時に利用可能な拠点は全国3316カ所に広がった。
同社グループ全体で所有する防災備蓄品も4万3000点以上になったという。
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