【ブリュッセル共同】経済協力開発機構(OECD)は25日に公表した経済見通しで、2024年の世界全体の実質経済成長率を3・2%と予想した。物価高の緩和や実質所得の増加を背景に、堅調な成長が続くと見込み、5月の前回予測から0・1ポイント上方修正した。日本はマイナス0・1%で前回から0・6ポイントの大幅な下方修正となった。  日本は個人消費が不振だった1~3月期の景気減速が響く。マイナス成長は新型コロナウイルスが流行していた20年以来、4年ぶり。25年は1・4%と、0・3ポイント引き上げた。賃上げの拡大が経済に好影響を与えるとみている。  24年の成長率は米国が2・6%、中国が4・9%。


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