日本百貨店協会によりますと、全国のデパートの先月の売り上げは4034億円余りで、既存店どうしの比較で去年の同じ月より3.9%増えました。

前の年を上回るのは30か月連続で、台風や大雨による臨時休業などがあったものの、時計や宝飾品などの販売が好調だったことに加え、厳しい暑さが続き夏物の衣類の売り上げなどが伸びたということです。

このうち、免税品の売り上げは、去年のおよそ1.4倍の463億円余りとなり、8月としては調査を開始した2014年以降で過去最高となりました。

外国為替市場では、ことし7月から8月にかけて、1ドル=160円台から140円台まで円高ドル安が進みましたが、日本百貨店協会の西阪義晴専務理事は「外国人観光客の消費は底堅く、為替による直接的な影響はみられていない。今後さらに円高が進んでも、すぐに消費の減少につながるとはみていない」と話しています。

一方、全国の主なスーパーの先月の売り上げは食品の値上がりなどで1兆869億円と、既存店どうしの比較で去年の同じ月より3.8%増え、2か月ぶりの増加となりました。

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