ENEOSは25日、オーストラリアの環境スタートアップ、カーボン・アセット・ソリューションズ(CAS)に出資したと発表した。同社は農作物の光合成によって大気中の二酸化炭素(CO2)を地中に固定し、削減量を取引できるカーボンクレジット(排出権)に替えて販売している。ENEOSは出資を通じてCO2固定の知見を深めるほか、クレジットの購入を検討する。
CAS社は2018年の設立で、オーストラリアやカナダ、米国でCO2の固定によるカーボンクレジット事業を手がける。農作物が枯れたあとに地面に積もることで除去した大気中のCO2を測定し、クレジットを発行している。今後は欧州や東南アジアへの進出を目指しており、ENEOSの資金を事業拡大に充てる。
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