JR西日本子会社の日本旅行と宇宙スタートアップの将来宇宙輸送システム(ISC、東京・中央)は24日、宇宙旅行の事業化に向け業務提携契約を結んだと発表した。旅行商品の企画と宇宙空間への輸送システムにおける両社の知見を持ち寄り、宇宙旅行の商品化を目指す。
2030年代に宇宙旅行を共同で商品化し、40年代に運用する計画だ。ISCが実現を目指す有人の宇宙往還ロケットを使って、誰もが安全で快適に宇宙に行ける旅行商品を想定する。今後、商品の具体化に向けて共同で検討を進める。日本旅行はISCが実施する宇宙旅行に関する需要調査にも協力していく。
日本旅行は20年に宇宙事業の専門部署を設置し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)でのロケット打ち上げ応援ツアーなどを手掛けている。ISCは有人の宇宙往還ロケットの実現に向け、28年3月までに人工衛星打ち上げ用ロケットの開発を目指している。
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