【ニューヨーク共同】米ボーイングは23日、ストライキを実施中の労働組合に対し、4年間で30%の賃上げを含む新たな労働協約の案を提示した。組合内部で否決された25%の暫定合意案から賃上げ幅などを上乗せした。今月27日までの受け入れを条件としており、ストの長期化回避に向けて労働者側が歩み寄るかどうかが焦点となる。  会社側が示した新たな提案は、賃上げ幅の上乗せのほか、ボーナスの増額、社会保障関連の充実といった待遇改善策を盛り込んだ。会社側は「最終提案」としている。  ボーイングの労組は今月12日、執行部が会社側と暫定合意した25%の賃上げを軸とする労働協約を否決し、13日からストに突入した。


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