2025年3月16日に営業を終了する「新宿ミロード」(東京・新宿)

小田急電鉄グループで商業施設の開発運営を手掛ける小田急SCディベロップメントは、新宿駅西口の商業施設「新宿ミロード」(東京・新宿)を2025年3月16日に閉館すると発表した。40年の歴史に幕を閉じる。小田急電鉄や東京地下鉄(東京メトロ)などと共同で計画する「新宿駅西口地区開発計画」に向けた措置。新しい商業施設は29年度に完成予定だ。

営業終了後の跡地は「B区」と指定されており、開発は小田急電鉄が担う。地域住民を想定顧客とした地上8階、地下2階建ての商業施設を建設する予定だ。店舗などの具体的な内容について現時点では未定としている。

小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産が共同で開発する「A区」に関しては、商業施設やオフィスを合わせた地上48階の高層ビルを建設する計画。

新宿ミロードは1984年の開業。24年10月4日で40周年を迎える。20代女性に照準を合わせて衣料品やレストランなどの専門店を展開している。今回の閉店に合わせて、各店舗がプレゼント企画やお買い得商品の販売など関連キャンペーンを実施する。

新宿駅再開発を巡っては、小田急百貨店も22年に本館の営業をいったん終えた。隣接する新宿西口ハルク(東京・新宿)に食品や高級ブランド店など一部を移して営業している。

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