中部電力の送配電子会社、中部電力パワーグリッド(PG)は19日、管轄地域が隣接する東京電力ホールディングスの送配電子会社から30万キロワットの電力融通を受けたと発表した。融通を受けるのは2020年12月以来約4年ぶり。雲が多く出たことで太陽光発電の出力が想定を下回ったため。

 電力の安定供給には、需要に対する供給余力を示す予備率が最低3%必要とされるが、19日午後は管内の予備率が3%を下回る見通しになったという。融通を受けたことで、安定供給に支障はなかった。

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