デジタルホールディングス(HD)傘下のバンカブル(東京・千代田)が、法人クレジットカードで銀行振込指定の請求書の支払いができるサービスを17日から始めた。支払期日を実質延長し、企業の資金繰りを支援する。広告費を後払いできるサービスなどを提供してきたが、用途を増やし顧客層を広げる。
サービス名は「Vankable 請求書カード払い」。三菱UFJニコスと提携して提供する。中小企業などの利用を想定しており、使うカードの会社によっても異なるが、銀行口座への支払期日より最大60日後に支払いを延長できる。
従来は請求書の発行日から30日以内に銀行への振り込みが必要な場合が多かった。手数料は請求書カード払いで一般的な約3%よりも抑え、税別2.7%とした。
利用には法人クレジットカードと、カード払いに切り替える請求書が必要になる。バンカブルのアカウントに登録後、請求書の画像を送ったりクレジットカードの情報を入力したりすると使えるようになる。
カード払いの場合支払先の手数料負担が大きいことから、企業間決済の手段は銀行振込が約80%と主流だ。今まで支払先が負担していた手数料を支払元が負担することで、キャッシュレス化も支援する。
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