日銀が19日発表した2024年4~6月期の資金循環統計(速報)によると、個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は6月末時点で前年同月末比4.6%増の2212兆円だった。株価の上昇を背景に、株式や投資信託の残高が増加。6四半期連続で過去最高を更新した。一方、日銀による国債(国庫短期証券を除く)の保有割合は53.21%と、3四半期連続で減少した。

個人金融資産の内訳は、株式等が15.6%増の301兆円、投資信託が27.1%増の128兆円。日経平均株価は3月に史上初めて4万円の大台に乗せた後も高値圏で推移しており、いずれも過去最高となった。現金・預金は0.8%増の1127兆円、保険は円安進行で、外貨建て保険の残高が押し上げられ、0.6%増の384兆円だった。

日銀本店=東京都中央区(AFP時事)

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