このうち、アメリカの巨大IT企業出身の技術者らが立ち上げた「Sakana AI」は17日、NECや富士通のほか大手金融機関などから出資を受けたと発表しました。

このスタートアップ企業は、複数の既存のAIを組み合わせて言語や画像の処理能力が高いAIを効率的に作り出す技術を強みとしています。

今月はアメリカの半導体大手のエヌビディアなどからも出資を受けていて、今回とあわせると、出資額はおよそ300億円になるとしています。

このほか、生成AIを活用したサービスや半導体開発を手がける「プリファードネットワークス」は先月、SBIホールディングスから最大100億円の出資を受けると発表したほか、日本語に特化した生成AIを開発している「イライザ」は4月にKDDIから出資を受けてグループ入りしました。

生成AIは、急速に活用が広がり各社の競争が激しくなっていて、開発で先行するスタートアップと大手企業が連携を深めることで、互いの開発力や事業展開などを強化しようというねらいがあります。

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