小林製薬の本社が入るビル=3月、大阪市中央区

 小林製薬は17日、紅こうじサプリメントによる健康被害問題を巡り、創業家依存からの脱却を盛り込んだ再発防止策を発表した。安全な製品開発へ法規を適切に解釈する専門部署も新設する。後手に回った対応の原因に創業家の強い影響力があったとの指摘があり、新体制で信頼の回復を目指す。

 小林製薬は創業家との関係について「同調圧力が働きやすく、多数の役職員が創業家の意向を酌んで業務を遂行する傾向があった」と説明した。

 再発防止策では、法令やガイドラインを適切に解釈する専門部署を新設する。

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