外国為替市場では、日本とアメリカの金融政策の方向性の違いに対する観測から日米の金利差が改めて意識され、25日にニューヨーク外国為替市場で円相場は、一時1ドル=155円75銭まで値下がりするなど、およそ34年ぶりの円安水準となっています。
鈴木財務大臣は、26日の閣議のあとの記者会見で、為替相場への対応を問われたのに対し「為替政策については、タイミングや具体的な手段について述べることはできない。政府としては、引き続き、しっかりと為替市場の動向を注視し、万全な対応を取っていきたい」と述べ、改めて市場をけん制しました。
そのうえで、鈴木大臣は、円安が日本経済に与える影響について「プラス面とマイナス面の両方があるが、今は物価高騰対策が重要な政策課題であり、マイナス面への懸念を持っている」と述べました。
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