農林水産省は14日、ブラジルで開かれていた20カ国・地域(G20)農相会合で、食料生産と供給の強靱化を確認する共同宣言を採択したと発表した。農業や漁業が気候変動の危機に直面し、世界的に食料不安が悪化していると強調。科学的データに基づく政策を通じて「全ての人々が安全で十分な食料にアクセスできるべきだ」と訴えた。農水省によると、G20農相会合で合意文書を採択したのは3年ぶり。
2022年と23年は、ロシアのウクライナ侵攻を巡り参加国の意見の隔たりがあり、合意文書の採択を見送っていた。
会合は12~13日の日程で開かれ、日本から坂本哲志農相が出席した。
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