アスクルが13日発表した2024年6〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%減の15億円だった。主力の企業向け通販が好調に推移したが、為替が想定より円安・ドル高に推移して主力商品のコピー用紙の仕入れ費がかさんだ。

売上高は5%増の1183億円、営業利益は9%減の25億円だった。猛暑や8月の南海トラフ地震臨時情報の発表で配送効率が悪い飲料ケースの出荷が増えたことも費用の増加につながった。

25年5月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の5000億円、純利益は41%減の112億円を見込む。

同日、20億円を上限とする自社株買いを発表した。発行済み株式(自社株を除く)の約1%にあたる。

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