ラクスルは住信SBIネット銀行と提携し、印刷会社などへの融資も検討する

ネット印刷大手のラクスルは住信SBIネット銀行と提携し、2025年に金融事業に参入すると発表した。手数料を抑えた決済サービスなどを検討し、資金繰りをサポートする。ラクスルの主要顧客層である中小企業などに需要があるとみて、新たな収益の柱に育てる。

ラクスルのサービスの共通IDを金融サービスでも使えるようにし、既存の顧客を囲い込む。サービスの詳細は未定だが、手数料を抑えたり後払いを可能にしたりすることを検討中だ。口座の新規開設にかかる時間の短縮も視野に入れる。永見世央社長は「中小企業の顧客台帳を日本で一番抑えていく」と意気込む。

25年の開始時には決済や預金のサービスが中心となる。杉山賢・最高財務責任者(CFO)は「開始1年後をめどに、提携先の印刷会社などに向け、設備投資や運営資金を融資するサービスも始めたい」と話した。

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