【ワシントン共同】米労働省が11日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.5%上昇した。伸び率は5カ月連続で縮小した。2021年2月以来、3年半ぶりの低水準となった。2.6%程度の上昇を見込んだ市場予想を下回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は3.2%上昇し、市場予想と同程度だった。

 物価上昇は鈍化傾向にあり、雇用情勢は軟化している。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、今月17、18両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き下げを決めることを示唆している。

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