パワーエックスは定置用蓄電池の組み立てを手がける

蓄電池事業を手がけるスタートアップのパワーエックス(東京・港)は11日、24億6000万円の資金調達をしたと発表した。新たに戸田建設やSMBC日興証券などから融資を受けた。資金は送電線や発電所につないで電気をためる定置用蓄電池の新製品の開発などに使い、事業に弾みをつける。

既存株主の金融機関なども含め6社以上が第三者割当増資を引き受けた。パワーエックスは調達した資金を蓄電池の新製品の開発費用に充てる。現在製造する定置用蓄電池にも資金を投じ、岡山県玉野市にある提携工場での生産ペースを2日あたり1台から、秋ごろに1日1台にする。

パワーエックスはZOZOで最高執行責任者(COO)を務めた伊藤正裕氏が2021年に創業した。主に定置用蓄電池や電気自動車の急速充電器の組み立て・販売のほか、蓄電池を使って電気を運ぶ電気運搬船の開発を手がける。累計調達額は約259億2000万円となった。

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