月桂冠(京都市)は10日、アルコール度数5%の日本酒「アルゴ」を発売すると発表した。一般的な日本酒のアルコール度数は15%ほどで、およそ3分の1に抑えた。ビールや缶チューハイでは低アルコールタイプの商品が増えているが、日本酒では珍しい。23日から全国のコンビニやスーパーなどで販売し、これまで日本酒に親しみがなかった若年層などを取り込みたい考えだ。
東京都内で新商品の発表会を開いた。一般的に日本酒はアルコール自体が持つ辛みや風味が薄れてしまうため、味を維持したまま低アル化するのが難しいという。酸味を強めることで飲みごたえを高め、全体的には甘口で濃いめに仕上げたという。平日にも楽しめる日本酒として訴求する。瓶入りで容量720ミリリットルは税抜き880円、300ミリリットルは380円。
【関連記事】
- ・サントリーが狙う低アル王者 酒と清涼飲料「合わせ技」
- ・キリン、度数3%の低アル缶チューハイ 「華よい」発売
- ・宝酒造、3年ぶり新チューハイ 「低アルでも飲みごたえ」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。