令和トラベルは海外旅行を簡単に予約できるスマホアプリを手掛ける

海外旅行予約アプリを手掛ける令和トラベル(東京・渋谷)は9日、ベンチャーキャピタル(VC)などを引受先とする第三者割当増資で約48億円を調達したと発表した。人工知能(AI)開発のPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)と資本業務提携し、生成AIを活用した新機能の開発に取り組む。

令和トラベルは海外旅行の予約を簡単にできるスマートフォンアプリを運営する。旅行プランの検討、予約、旅程管理をIT(情報技術)で効率化し、割安な価格を実現する。金額は非公表だが、2024年4〜6月の売上高は前年同期比3倍になった。

今後はパークシャと共同で、生成AIを活用した旅行検索体験や、AIコンシェルジュ、ダイナミックプライシング(変動料金制)などの新機能を開発し、アプリの利便性を高める。

グローバル展開にも力を入れる。現在支店のあるハワイに加えて韓国、シンガポール、タイなどに拠点開設を検討する。26年3月期に売上高100億円を視野に入れる。

第三者割当増資は三井住友銀行グループとVCのグローバル・ブレインが運営するファンドなど12社が引き受けた。今回は事業開発段階の「シリーズA」の位置づけで、資金調達は21年以来2回目となる。

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