スマートIC新設が決まった常磐道の守谷SA付近。物流のアクセス改善効果などを見込む(茨城県守谷市)

国土交通省は6日、常磐自動車道の茨城県内にある守谷サービスエリア(SA、守谷市)と桜土浦―土浦北間(土浦市)の2カ所に自動料金収受システム(ETC)専用のスマートインターチェンジ(IC)の設置を認可したと発表した。アクセス改善や渋滞解消が期待される。

守谷SAスマートIC(仮称)は柏IC(千葉県柏市)と谷和原IC(茨城県つくばみらい市)のほぼ中間の守谷SAに直結して設ける。周辺のアサヒビールや明治の工場などから東京方面への所要時間が11〜15分程度短くなる。2026年度に移転予定のプロ野球・東京ヤクルトスワローズの2軍球場も近い。

土浦スマートIC(仮称)は本線直結型。つくば駅と土浦駅を結ぶ幹線道路と常磐道の交差地点に設ける。つくば市中心部から土浦北ICまでは約21分かかるが、整備後は約9分に短縮できる。水戸方面―つくば駅間も約12分短くなる。

守谷市の松丸修久市長は「企業誘致による地域経済活性化や災害時の迅速な応援活動などが期待できる」とコメント。土浦市の安藤真理子市長も「物流の効率化などによる地域経済活性化の起爆剤として広域的な整備効果が期待できる」と歓迎した。

国交省がスマートIC整備の必要性が認められる場所として2023年秋から準備段階調査を進めていた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。