シャープは6日、電気自動車(EV)事業に参入すると発表した。親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と連携し、EVのコンセプトモデルを開発。17日から開催する技術展示会で公開する。種谷元隆専務執行役員は東京都内で開いた説明会で、EVの発売時期について「数年後を一つのめどに進めたい」との考えを明らかにした。シャープは主に企画やマーケティングを担う方向だ。
今回開発したコンセプトモデル「LDK+」は、車内をリビングの拡張空間と捉えた点が特徴。窓ガラスに光を遮断する機能があり、外から中の様子が見えにくくなる。人工知能(AI)を生かして空調や明るさを自動で調整するほか、大型液晶ディスプレーを車内後方に搭載してシアタールームやリモートワークに使うことも想定する。
シャープが台湾・鴻海精密工業と連携して開発した電気自動車(EV)のコンセプトモデル(シャープ提供)
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