日銀の高田創審議委員は5日、金沢市で講演し、物価上昇率が日銀の見通しに沿って推移すれば「その都度、金融緩和の度合いのさらなる調整を進めることは必要だ」と述べ、次の利上げを判断する考えを示した。ただ8月上旬の株価乱高下による影響が残り、金融市場は不安定だとして「当面は動向を注視し影響を見極める必要がある」とも指摘した。
追加利上げには安定した物価上昇に加え、設備投資や賃上げ、価格転嫁など「前向きな企業活動」の持続性が確認されることが重要だとの認識を示した。
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