5日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=143円台後半で取引された。  午前10時現在は前日比1円27銭円高ドル安の1ドル=143円72~73銭。ユーロは1円06銭円高ユーロ安の1ユーロ=159円23~25銭。  米国の雇用関連指標が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げ観測が強まったことで、日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いが先行した。  厚生労働省が5日公表した7月の毎月勤労統計調査で実質賃金が2カ月連続でプラスとなったことで「市場では日銀が追加利上げしやすくなったとの見方が広がっている」(外為ブローカー)との声があった。


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