データセンターのラックにサーバーを設置する実習を実施した(4日、川崎市)

NECは4日、職種別や部門別に学生を受け入れる職場受け入れ型インターンシップの様子をメディアに公開した。2024年度は夏、冬合わせて150以上のテーマで実施しており、過去最大の1000人以上の学生を受け入れるとしている。

4日、生成AI(人工知能)サービスの構築を体験できるインターンシップを公開した。期間は2〜6日で、12人の学生が参加した。NECの独自生成AI「cotomi(コトミ)」のテスト環境を構築する実習のほか、データセンターのラックにサーバーを設置する実技などに取り組む。

NECは採用活動の一環であるインターンシップを拡充している。21年度時点ではテーマ数は約80、受け入れ人数は約400人だった。担当者は「学生側でこれまでの自身の経験に合った部門職種を選びたいというニーズが高まっており、それに合わせてテーマの細分化を進めている」と話した。

NECは25年度に約700人の新卒者を採用する計画で、このうち7割を部門と職種をあらかじめ決めて採用する。職場体験の機会を増やして仕事への理解を深め、雇用後のミスマッチを減らす。

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