チャイルドシートに子供がいる状態で運転手が車から離れると、子供が車内にいることをスマホに通知する

日産自動車は4日、ベビー用品の赤ちゃん本舗(大阪市)と共同開発したロボットに子供の置き去り防止機能を追加したと発表した。チャイルドシートに子供がいる状態で運転手が車から約3メートル離れると、子供が車内にいることを運転手のスマートフォンに通知する。体験会などで需要を見極め、ロボットの商品化を含めて検討する。

赤ちゃん本舗と1月に発表したロボット「イルヨ」に機能を追加した。イルヨはチャイルドシートの子供に手を振ったり「いないいないばあ」をしたりして、子供に安心感を与える。今回追加した機能は日産が単独で開発した。

イルヨはチャイルドシートの子供の顔が見えるように設置し、カメラを通じて子供が車内にいるか確認する。イルヨと運転手のスマホを無線でつなぎ、スマホとの距離から子供の置き去りを判断する仕組みだ。

日産はイルヨの商品化だけでなく、イルヨへの消費者の反応を今後の自動車設計に生かすことも視野に入れる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。