ファミマカフェにはエチオピア産コーヒー豆を使っている

ファミリーマートは4日、店舗でいれるコーヒー「ファミマカフェ」の原料に関する自然リスクを開示した。国際組織「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の指針を採用した。消費者に環境に配慮した企業であることを示す。

ファミマカフェの「モカブレンド」で使うエチオピア産コーヒー豆の栽培状況を調べた。栽培に伴う農地転換などにより、水不足や森林の減少、土壌の劣化などのリスクがあった。TNFDの指針に基づく開示は大手コンビニで初めてとしている。

農地を広げるのではなく、枝の剪定(せんてい)で収穫量を増やすなどの農業指導を続けることで対応する。他の商品についても原材料の栽培状況などを調べ、生物多様性の保全に取り組むとしている。

TNFDは企業に自然環境の破壊による事業リスクの開示を求めている。

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