アメリカでは、今週、雇用統計をはじめ多くの経済指標の発表が予定されていますが、このうち、3日に発表された製造業の景況感についての指標が市場の予想を下回ったことで売り注文が広がる展開となりました。
ダウ平均株価は一時、780ドルを超える値下がりとなり、終値は先週末と比べて626ドル15セント安い4万936ドル93セントとなりました。
下落率は1.5%でした。
ハイテク関連銘柄が多いナスダックの株価指数は、3%を超える大幅な値下がりとなりました。
市場関係者は「6日に雇用統計の発表を控え、投資家が神経質になる中で利益をいったん確定するための売り注文が出やすい状況だった。特にエヌビディアを筆頭に半導体関連の銘柄では下げ幅が大きくなり、株価全体を押し下げる結果となった」と話しています。
また、ニューヨーク原油市場では、中国やアメリカの景気減速に伴う需要の下振れへの懸念などを背景に、国際的な取り引きの指標となるWTIの先物価格は4%を超える大幅な下落となり、一時、1バレル=70ドル台前半をつけました。
これは、ことし1月以来の安値水準です。
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