政府は3日、経済財政諮問会議を開いた。岸田政権下で最後の会合になるとみられ、政権発足から3年間の成果と残された課題を議論した。岸田文雄首相は「賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現を目指す方向性を堅持し、秋以降も議論を深めていただくことを期待する」と述べた。
岸田首相は、物価変動を考慮した実質賃金が6月に2年3カ月ぶりにプラスに転じたことや、名目国内総生産(GDP)が4~6月期に年率換算で初めて600兆円を超えたことに触れ「デフレ脱却に向けた歩みは着実に進んでいる」と語った。今後の課題として労働市場改革や男女賃金格差の是正などで賃上げを持続させることや、積極的な国内投資を挙げた。
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