歓送迎会の需要が増えた

日本フードサービス協会(東京・港)が発表した3月の外食売上高(全店べース)は、前年同月比11.2%増だった。新型コロナウイルス禍が収束して5年ぶりに制限のない歓送迎会シーズンとなり、宴会需要が戻った。インバウンド(訪日外国人)の増加も影響した。

業態別ではパブ・居酒屋が6.2%増だった。一部の店舗で数十人規模の宴会需要が戻ったほか、週末も家族連れなどの宴会があった。

ファストフードは10.7%増だった。平均気温が低く、かけそばなど温かいメニューが好調だった。ファミリーレストランは13%増。「焼き肉」業態で団体客やインバウンドが増えた。

北陸新幹線の延伸開業などのイベントもあり、観光需要が好調だ。訪日客が増え、ディナーレストラン業態では客単価も上がった。

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