ウィルが発売した「ModelR」(3日、東京都品川区)

電動車イス開発のWHILL(ウィル、東京・品川)は3日、小回り性能を向上させたスクーター型の新車両を発表した。脱着式のバッテリーを搭載し、その場で旋回できるのが特徴だ。同日から発売し、全国1500の自動車販売店での試乗を受け付ける。

新車両の名称は「ModelR」。色が異なる4種類をそろえ、価格は35万7000〜37万2000円。最高時速は6キロで、道路交通法では歩行者に位置付けられる。前輪がほぼ直角に曲がるため、旋回に必要な回転半径は1メートル弱。池田朋宏上級執行役員は「平均1.5メートルの他社製に比べ利便性が高い」と話す。

ウィルの調査では車庫にコンセントなどの電源設備がある一軒家は全体の3割にとどまる。脱着可能なリチウムイオンのバッテリーを採用し、様々な住宅でも使いやすくした。充電時間は5時間で走行距離は約17キロ。

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