4月にKDDI傘下となったELYZAなどと共同で開発した(アルティウスリンクのコールセンター)

KDDI子会社でコールセンター大手のアルティウスリンク(東京・新宿)は3日、生成AI(人工知能)を活用した顧客応対業務の支援を始めると発表した。応対した内容を自動で要約したり、問い合わせへの返答メールの草案を作成したりする。社内のオペレーター業務を効率化する企業に売り込む。

KDDIとELYZA(イライザ、東京・文京)と共同で開発した。ELYZAは4月にKDDIが子会社化したスタートアップで、生成AIの基盤となる大規模言語モデル(LLM)の開発を手掛ける。ELYZAの生成AI開発技術と、アルティウスリンクのコールセンター運営のノウハウを組み合わせた。

KDDIはLLMの計算基盤などを提供した。3社は、応対内容を分析してオペレーターの対応を評価する機能などの開発も検討している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。