学生にはメンターがつき、企業分析や自己分析を支援する

北海道大学発スタートアップで採用コンサルティングを手掛けるTKF Project(東京・港)は、アジア各国やオーストラリアの現地大学に通う日本人留学生向けに、日系企業への就職活動を支援するサービスを2025年にも始める。既に内定を得ている海外大生が面談したり、企業の面接の機会を用意したりする。

現在、欧米を中心に展開している日本人留学生向けの支援サービスの対象国を広げる。海外大学に正規留学生として在学している学生であれば、同社のアプリに登録することでサービスを受けられる。オンラインも含めた定期的な面談のほか、登録者限定のイベントを海外などで開催して企業と面接する機会を設ける。

学生の登録は無料。海外に留学中の学生は、日本企業の就職活動に関する情報を得にくく、日本国内の学生が受ける通常の面接選考を受けられないケースも多い。留学生に特化したきめ細かなサービスで学生を取り込む。

24年度は米コロンビア大学やカリフォルニア大学バークレー校の学生など約900人が登録し、三菱商事や富士フイルムなどがイベントへの参加を予定している。25年度には顧客企業を50社に増やし、北米でのシェア7割強を目指す。

TKF Projectは21年設立。国内では北海道大学をはじめ地方の国立大学に通う学生向けにメンターをつけ、自己分析や企業分析を支援している。

【関連記事】

  • ・就職戦線、夏秋インターンが主戦場 来春待たず採用へ
  • ・就活ミスマッチをなくす 日ハム新球場でイベントも

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。