大日本印刷(DNP)は30日、ソフトウエア開発のミックウェア(神戸市)と資本業務提携したと発表した。出資額や比率は非公開。車載向けシステム開発に強みを持つミックウェアとの協業で、インターネットに接続し車両情報の管理や運転支援をする「コネクテッドカー(つながる車)」向けシステムの需要を開拓する。

両社の人材や技術を活用し、ナビゲーションや空調管理といった機能を統合的に管理するソフトウエアを開発する。DNPがスマートフォン向けアプリの開発やセキュリティー関連などのノウハウを提供することで、開発スピードを速める。

DNPのモビリティ・産業用高機能材関連の23年度の売上高は約750億円。電気自動車(EV)向けのバッテリーパウチや自動車の内装材フィルムなどを手掛けている。ミックウェアの24年2月期の売上高は約180億円で、トヨタ自動車やホンダなどが出資している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。