大阪メトロ

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は30日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)のサテライト会場を同年1月に大阪城東部エリアで開くと発表した。仮想現実(VR)を活用したアクティビティーや電気自動車(EV)サーキットを用意するほか、会場周辺で自動運転バスを運行する。

大阪メトロの森之宮車両工場跡地の約2ヘクタールの遊休地を活用し、万博のテーマの一つであるデジタル技術を活用した次世代交通の実験場「e METRO MOBILITY TOWN(イーメトロ・モビリティ・タウン)」として整備する。空飛ぶクルマに関する体験も用意する予定。

期間は25年1月中旬から万博終了後の10月下旬まで。入場料などの詳細は今後詰める。

京橋駅や大阪歴史博物館などを結ぶ自動運転の大型バスも走らせる。システムは運転手のハンドル操作や加減速をサポートする「レベル2」。11月上旬から25年10月下旬まで運行する。

大阪メトロは万博を契機に次世代交通の実現を目指す。自動運転バスは特定条件下で運転を完全自動化する「レベル4」を見据える。スタートアップのスカイドライブ(愛知県豊田市)に出資し、空飛ぶクルマの商用運航も視野に入れる。

大阪市の横山英幸市長は30日に開いた記者会見で「万博に先駆けて未来の交通を体験してもらい、万博への機運を高めたい」と話した。

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