マツダが29日発表した7月の国内生産台数は前年同月比9%増の7万8529台だった。前年同月を上回ったのは2カ月ぶり。北米向けを中心とした大型の多目的スポーツ車(SUV)「CX-90」の生産が増えた。海外生産は10%増の3万3244台と堅調に推移し、世界生産は9%増の11万1773台と3年連続で前年同月を上回った。
防府工場(山口県防府市)は34%増の3万2363台だった。需要が好調な「CX-90」のほか、新たに生産が始まった大型SUV「CX-80」、「CX-70」も寄与した。本社工場(広島市)は一部車種の生産が終了したことで5%減の4万6166台だった。
国内販売台数は24%減の1万1430台で、減少は8カ月連続。SUVの需要が堅調な北米が30%増だったことなどが寄与し、海外販売は8%増の9万3918台だった。世界販売は3%増だった。
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