29日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比12銭円高ドル安の1ドル=144円43~44銭。ユーロは51銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円77~79銭。

 米半導体大手エヌビディアの業績見通しが投資家の期待に届かず失望を招いたとの見方から、相対的にリスクが低い通貨とされる円に買いが集まった。

 一方で輸入企業によるドル買いの需要もあり、外為ブローカーは「円高が急激に進むような状況ではない」と話した。

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