USスチールのロゴ(AP=共同)

 日本製鉄は29日、買収予定の米鉄鋼大手USスチールが保有する二つの製鉄所に対し、計約13億ドル(約1870億円)超を追加投資すると発表した。既に公表している約14億ドル(約2020億円)の投資に上乗せし、買収に反対する全米鉄鋼労働組合(USW)との関係を前進させる狙いがあるとみられる。

 モンバレー製鉄所に少なくとも10億ドルを投じ、設備の新設などを検討するほか、ゲイリー製鉄所では約3億ドルを投資して高炉を改修する。

 今回の投資は従来の公表分と一部重なる可能性もあるという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。