仏サノフィの日本法人は28日、外部からのサイバー攻撃で日本の医療関係者と社員73万5210人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。氏名や生年月日、メールアドレスなどが含まれる。現時点で不正使用などは確認されていないという。
海外の業務委託コンサルタントの個人用ノートパソコンが、マルウエア(悪意のあるプログラム)に感染したことが原因という。コンサルタントが同社のセキュリティー規約に反して、個人用パソコンに会社のデータベースへのアクセスID(識別子)を保存していた。7月10〜14日に第三者がデータベースの一部に不正アクセスしたとみられる。
同社は該当する業務委託先との契約解除と、データベースにアクセスできるアカウントのパスワードの変更などの対応を実施したという。
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