東芝は23日、中古EVの電池について劣化度合いを測定し、サイトに掲載する実証実験を始めた

東芝は23日、中古の電気自動車(EV)の電池を診断し、中古車情報サイトに劣化度合いなどの情報を掲載する実証事業を始めたと発表した。期間は2025年2月までの半年間。消費者に分かりやすい基準を示し、EV市場の拡大を後押しする。

東芝のほか、中古車情報サイト「車選びドットコム」を運営するファブリカコミュニケーションズ、事業の企画を担う丸紅プラックスの3社で実施する。車選びドットコムのサイト上に、8月から中古EVの電池情報を掲載する。電池の状態が良い「A+」から、状態のあまり良くない「D」までの基準を設け、診断書として掲示する。

中古EVを巡っては電池の劣化度合いの評価が難しいという課題があった。今回の実証実験では充電ポートに専用機器を接続すると、1分程度で電池を診断する。EVを購入する人が増えるなか、電池の状態を手軽に診断できるようになれば中古市場の信頼性の向上にもつながるとみている。

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