生パスタやピザなどのイタリアンを提供する(22日午前、東京都小平市)

すかいらーくホールディングス(HD)は22日、イタリアンの新業態を東京都小平市に26日に開業すると発表した。来店客自身がバジルをすり鉢ですりつぶしてパスタソースを作るといった体験型の料理を提供するほか、45種類以上のドリンクバーを設置してゆっくりと滞在できる点が特徴だ。1号店の状況を踏まえて27年をめどに約30店舗まで拡大する。

ブランド名称は「イタリアンリゾート ペルティカ」。すかいらーくHD傘下でビュッフェレストランなどを運営するニラックス(東京都武蔵野市)が運営する。生パスタや500度の高温で焼き上げるピザが特徴だ。ジェノベーゼパスタはバジルを客自身がすり鉢ですりつぶしてソースを作るなどの体験を重視したメニューを用意した。

ドリンクバーがついたセットメニューは平日ランチで1649円と1979円、2199円の3つの価格帯を用意した。1979円のセットメニューではパスタやピザなどメイン料理のほか、お代わり自由のスープとサラダ、フォカッチャが付く。

店内でゆっくり滞在ができるようドリンクバーを充実させた(22日午前、東京都小平市)

2時間程度、店内でゆっくりと過ごしてもらうことをテーマとしてドリンクバーを充実させた。本格的なドリップコーヒーや10種類の茶葉、フルーツジュースなど45種類以上のドリンクを提供する。

同日開いた報道陣向けの内覧会でニラックスの崎田晴義社長は「おなかだけではなく心も満たすために非日常の空間や体験メニューを提供していく」と語った。1号店で運営方法を確立した後、すかいらーくグループが展開するほかの外食チェーンからの業態転換を軸に、関東地域に25〜27年にかけて30店程度を開業する方針だ。

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