IHIは21日、子会社IHI原動機(東京)が船舶用などのエンジンの燃費データを改ざんしていた問題で、新たに1926台で不正を確認したと発表した。これまでに公表した4905台を含めて不正は計6831台に達した。IHIは同日、追加公表分の調査内容を含めた報告書を国土交通省に提出した。

 IHIは今回、1974年から2002年に出荷したエンジンのうち、記録が残っていた2754台を初めて調査し、うち1913台で不正を確認した。

 333台では正常な燃費性能の範囲を示す「仕様値」を逸脱していたが、仕様値に書き換えていた。それ以外は主に数値のばらつきを抑えるために書き換えたという。

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