三菱商事は19日、三菱商事とKDDIによるローソンへの出資比率が15日付で50%ずつとなり、双方の持ち分法適用会社になったと発表した。KDDIは通信大手で唯一、全国展開する小売りチェーンをグループに持つことになり、コンビニとの連携を経済圏拡大につなげる。

今年4月にKDDIによるローソンへのTOB(株式公開買い付け)が成立した。今回、残った少数株主から株式併合によって株式を買い上げるスクイーズアウト(強制買い取り)の手続きが完了した。三菱商事は2025年3月期の連結決算に最終利益ベースで1232億円の再評価益を計上する見通しだ。

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