半導体化学薬品のトリケミカル研究所は19日、中国に100%出資の販売子会社を設立すると発表した。半導体市場が拡大する中国向けの販売が急伸しており、現地法人を置いて既存取引の拡大や新規取引の開拓を強化する。

上海市に子会社「上海特李化学科技」を8月末までに設立する。資本金は150万人民元(約3000万円)。海外子会社は台湾に次いで2社目となる。

同社によると2024年1月期の連結売上高は前の期比19%減の112億4600万円だったが、中国向けは同77%増の17億7700万円に急増した。主に半導体メモリー向け材料が伸びており、25年1月期は前期比約2.4倍の42億円(売上高全体は32%増の148億9000万円)を計画している。

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