ヨネックスは新潟県の自社工場隣接地で、研究施設の運用を始めた

スポーツ用品大手のヨネックスは19日、新潟県長岡市にある工場隣接地に研究開発施設を開設したと発表した。最新の解析機器を常設しており、テニスやバドミントンなどの選手の動作や打球を分析できる。最短24時間で試作品を作り、新製品の開発に役立てる。

7月から研究施設「ヨネックスパフォーマンスイノベーションセンター」の稼働を始めた。従来は新潟県と埼玉県の自社工場などで研究開発をしていた。研究開発部門に特化した施設を運用するのは同社としては初めて。人の動きを捉える「モーションキャプチャー」やハイスピードカメラに加え、人間とラケット、打球などの動きを捕捉する最新の解析機器を導入した。

屋内にはバドミントンとテニスに使えるアリーナを設置したほか、選手らのキャンプに対応できるよう、トレーニング室やシャワーも設けた。屋外には芝やハードコートなど世界大会を想定したテニスコートを6面設置した。

屋外コートも含めた研究施設の面積は2万5400平方メートルで、うち鉄骨3階建ての研究開発棟の延べ床面積は8581平方メートル。まずテニスやバドミントン用品の開発拠点とする。今後、ゴルフやスノーボードなどにも広げることを検討する。

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