米アップルとエピック・ゲームズのロゴ=2021年5月(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】人気ゲーム「フォートナイト」を手がける米ゲーム大手エピック・ゲームズは16日、スマートフォン向けの自前のアプリストア「エピック・ゲームズ・ストア」を開いたと発表した。利用者は米アップルや米グーグルの寡占状態になっているアプリ市場を介さずにゲームの配信を受けられるようになる。  巨大IT企業に自社サービスの優遇を禁じる欧州連合(EU)の「デジタル市場法(DMA)」成立により、自社ストアで配信できるようになった。アップルのiPhone(アイフォーン)ではEU域内に限って提供、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載するスマホは全世界で提供する。まずは自社のゲーム配信から始め、将来的には他社のゲームも取り扱う予定だ。  エピックは米国内ではアップル、グーグルを相手取り、両社のアプリ市場は反トラスト法(独占禁止法)に違反していると主張し裁判で争ってきた経緯がある。  アップルはアプリを正規ストア以外で入手すると詐欺などの被害に遭う危険性が高まると否定的だった。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。