パナソニックが2027年末までに蛍光灯の全ての生産を終了する方針を固めたことが16日、関係者への取材で分かった。蛍光灯の製造と輸出入が27年末までに禁止される国際的な措置に対応する。70年余りの蛍光灯生産の歴史に幕を下ろすことになりそうだ。
パナソニックは1950年ごろに蛍光灯の製造、販売を開始。主力製品の一つとして位置付けられ、現在も住宅やオフィス向けに提供している。今後は発光ダイオード(LED)照明の生産を増やすとしている。
2023年11月、スイスで開かれた国際会議で水銀が含まれている蛍光灯の製造と輸出入を27年末までに禁止することなどで合意した。
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