群馬県が開催する短編映画コンテストのチラシ。審査委員長には奥田瑛二氏が就任した

群馬県は県内を撮影地や舞台とする短編映画のコンテストを催す。国内外から若手映像クリエーターを募って10組を選び、群馬をロケ地とするか、群馬を舞台とする3〜10分程度の作品を制作してもらう。制作資金として県が1組あたり100万円を支援し、ぐんまフィルムコミッションも制作をサポートする。

県が初めて開催する「Gunma Next Generation Filmmaker Competition 2024」は審査委員長に俳優・映画監督の奥田瑛二氏を迎えた。企画募集の締め切りは9月2日で、同17日までに10組を選び、25年1月末をめどに作品を制作してもらう。ぐんまフィルムコミッションは、ロケ地の選定や撮影許諾の支援などを行う。完成作品の上映会と大賞発表、表彰式は同年2月に開く。

短編映画は映画監督や制作関係者の登竜門といわれる。県は短編映画のコンテスト開催で有望な若手を発掘するとともに、県内を活動拠点とする映像人材を育てる狙いだ。山本一太知事は8日の定例記者会見で「若手の映像クリエーターに群馬県の撮影環境や充実した支援体制に触れてもらい、群馬を好きになってもらいたい」と期待を示した。

応募資格は18歳以上。専用ホームページで申し込む。応募者が自らディレクターを務めることと、商業映像のディレクター経験が無いことを条件とし、性別や居住地、国籍、職業は問わない。

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